出張先での雑記帖



京都
kyoto


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






京都(洛北)



2016年 6月 4日(土) 鞍馬(京都)

<ぶらり鞍馬〜貴船>

<鞍馬寺>
鞍馬寺は、宝亀元年(770年)に鑑真和上の高弟であった鑑偵上人が、
本尊として毘沙門天を奉安したことで始まるとされています。
幼名を牛若丸と呼ばれた源義経は、7歳の時に鞍馬寺に入り
およそ10年の間に東光坊に住み修行を行いました。
昭和22年(1947年)に天台宗の寺院から、新たに立教された鞍馬弘教の総本山となりました。

霊夢のお告げにより霊山を求めていた鑑偵は、
この鞍馬山の上方に宝の鞍を乗せた白馬の姿を見たため足を踏み入れたところ、
女の姿をした鬼に襲われ、殺される寸前で枯れ木が倒れて
鬼が下敷きになり潰され、難を逃れたそうです。
翌朝、その場所に毘沙門天像があったので、これを祀ったのがはじまりと言われています。




叡山電鉄の鞍馬駅前には、鞍馬に縁のある大天狗が待ち構えています。
ここは「鞍馬天狗」の名でも知られるように、天狗たちの総本山でもあります。



久しぶりにリフレッシュできました!



仁王門(山門)
明治44年の再建。
左側の扉は、 寿永の頃(1182〜4)のもの。
両側に立つ仁王尊像は運慶の嫡男、
湛慶作と伝承。浄域への結界。

由岐神社
由岐神社の祭神の「靫明神」は、
天慶三年(940)天慶の乱が起きたので
朱雀天皇の勅により、鞍馬寺に遷宮し、
北方鎮護を仰せつかった鎮守社

本殿金堂・金剛床
宇宙の大霊、尊天のお働きを象徴する
千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊
(脇侍、役行者・遮那王尊)を奉安する中心道場。


金剛床は、宇宙のエネルギーである
尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模したもの。

木の根道
根が地表面でアラベスク模様を描くのは、
この辺り一帯の砂岩が、
灼熱のマグマの貫入によって硬化したために
根が地下に伸びることが出来なかったため。

牛若も「木の根道」で
兵法修行をしたと伝えられています。

義経堂
奥州で非業の死を遂げた義経の御魂は、
懐かしい鞍馬山に戻り
安らかに鎮まっていると伝えられ、
遮那王尊として祀られています。

不動堂
伝教大師、最澄が天台宗立教の悲願に燃え、
一刀三礼を尽くし刻んだ不動明王が奉安されています。

少年時代の源義経、
牛若丸が鞍馬天狗に
兵法を教わった場所と言われます。

魔王殿
奥の院、魔王殿は、
650万年前に金星から護法魔王尊が
地球に降り立った場所とされています。

鞍馬山鞍馬寺は、きわめてパワーの強い場所です。
それも「魔王尊」という字の通り、
「魔を封じ込めている」とも言われます。



2016年 6月 4日(日) 貴船(京都)

<ぶらり貴船>

<貴船神社>
全国に約450あるといわれる貴船神社の総本社でもあります。
地域名に貴船(きぶね)というものがありますが、この貴船神社には、
水の神様が祀られているので、「船」は濁らずに「きふね」と発音します。

「貴船」という名前は、神武天皇の母親が、黄色い舟に乗り、貴船川をさかのぼり、
この地へ上陸し、水神を祀ったという伝説が由来となっています。
奥宮境内には、黄色い船が小石に覆われた「御船型石」も見られます。




久しぶりにリフレッシュできました!



二の鳥居
『貴船』は『黄色い船』に
由来しているともいわれている。
他に、神代の昔、玉依姫が貴船山に降臨し
鎮座したのが神社の起源であるという伝説もあるらしい。


本宮参道

貴船神社(本宮)
古くから水の神様として
信仰を集めていた貴船神社では、
晴天を願う場合は、白馬を奉納し、
雨を願う時は黒馬を奉納していた
と伝えられています。

これらのことから、
貴船神社は絵馬発祥の社としても知られています。

御神水
全国に"名水"といわれる湧水はたくさんあるが、
水を司る神を祀る貴船神社の御神水こそ、
"本物の名水"であると称されている。
真夏にはとても冷たく暑さを和らげて渇きを潤し、
真冬には不思議なぬくもりをもつ弱アルカリ性の水で、
これまでに一度も枯れたことがない。

天の磐船
この石は長さ約3m、重さ約6tといわれており、
貴船の山奥で産出したもので、
この場所に移されたとされている。

 船は人と人を結ぶ交通機関であることから、
縁結びの信仰と関係があり、
また、神様の乗り物として神聖化されていたようで、
貴船神社と船との関係は深い。

つつみが岩
貴船特有の貴船石。

古代の火山灰堆積の模様を表す水成岩で、
紫色に輝き、色調・形状ともに秀でた名石。
大昔、貴船・鞍馬は海底火山であったことが
たくさんの化石から証明されている。
枕状溶岩もそれを証明するひとつで、
海底火山の活動によって流れ出した溶岩が
海水で冷やされ固まり、
これがいくつも重なって枕状になる。

奥宮(本殿)
貴船川に沿って一番奥にある神社。
この地は貴船神社がもともと最初にあった場所。

5世紀の初めに、日本の初代天皇である神武天皇
の母とされる、玉依姫が大阪から
黄色い船に乗って淀川や鴨川、貴船川を
さかのぼってたどり着いたところ。

御神木の桂
根元からいくつもの枝が天に向かって伸び、
上の方で八方に広がっている。
まるで御神氣が龍の如く
大地から勢いよく立ち昇っている姿に似て、
貴船神社の御神徳を象徴し、
まさに御神木と仰がれる由縁である。
貴船は古くは「氣生嶺」または
「氣生根」とも書かれていた。
大地のエネルギー「氣」が生ずる山、
「氣」の生ずる根源の地という意味である。

相生の大杉
同じ根から生えた2本の杉の大木が
ぴったりと寄り添っている。樹齢1,000年の名木。
「相生」は「相老」に通じ、
その寄り添う姿が仲睦まじい老夫婦の姿にたとえられ、
夫婦円満の象徴として親しまれている。


連理の杉
「連理」とは、
別々の木が重なって一つになるという意味で、
夫婦、男女の仲睦まじいことをいう。
この御神木は杉と楓が和合したのもので、
非常に珍しい。