出張先での雑記帖



常滑
Tokoname


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2025年 2月 7日(金) 常滑(愛知)

<ぶらり半田>

常滑市は、名古屋南方に位置する「知多半島」のちょうど真ん中あたりに位置し。
中部国際空港があることから空の玄関としても広く知られています。

「常は床」「滑は滑らか」の意味で古くからこの地は粘土層の露出が多く
その性質が滑らかなため「とこなめ」と呼び地名として定着したと言われています。
常滑が代表する産業に窯業(陶器製造)があり
最も盛んだった昭和初期の風情を随所に残す町並み 「常滑やきもの散歩道」 は
観光スポットとして広く親しまれています。

<やきもの散歩道>

千年の歴史を誇る「やきもの」の町常滑では
土管を焼いた時に使った焼き台(ケサワ)が路面に埋め込まれていたり
「土管坂」 と呼ばれる土管や焼酎瓶が並んだ坂道があったりと
「やきもの」の町らしいユニークな街並みが広がっています。




<デザインマンホール>

常滑市の汚水マンホール蓋には、「市章」と「市の花(サザンカ)」
雨水マンホール蓋には 「市章」「市の木(クロマツ)」 が描かれています。
市章は常滑市の「常」の漢字を図案化し市民の団結と市政の発展を表しているそうです。





<うなぎの中村屋>

常滑駅西口から徒歩約25分。
一軒家を改築した地元の人々に愛されるうなぎ専門店「うなぎの中村屋」
関西風で程よく香ばしく弾力ある鰻を少し濃い目のタレで仕上げた
「上うな丼」には「肝吸い・お漬物・デザート・珈琲(セルフ)」も付いていました。
お得ですね〜(写真は「上うな丼」3,150円(税込))



のんびりと散策できました!


合格招き猫
常に滑るの「滑」を逆さにして「常に滑らない」
名鉄常滑駅構内に
「合格招き猫」を赤い鳥居と一緒にして
「合格招き猫神社」として
3月末まで設置しています。

見守り猫「とこにゃん」
幅6.3m、高さ3.2m 日本一といわれる
巨大な見守り猫のオブジェ



廻船問屋 瀧田家
江戸時代から明治時代にかけて
廻船業を営んでいた瀧田家の住宅
1850年頃に建築された建物を復元



土管坂
明治期の土管と昭和初期の焼酎瓶
道路には土管の焼成時に使用した
捨て輪の廃材(ケワサ)が
敷き詰められています


常滑焼き物散歩道のオブジェ
常滑焼き物散歩道
現代でも陶芸家たちが暮らしており
ギャラリーも開かれています。
(フランク・ストルム 「IWCAT」)


登窯広場
「やきもの散歩道Aコース」
の途中にある休憩スポット
やきもののモニュメント(時空)


登窯広場展示工房館
明治期に導入された出入口が2ヶ所ある
両面焚倒焔式角窯が保存
展示されています


登窯 (陶榮窯)
1887年頃に築かれた窯
1974年まで使用され
日本で現存する登窯としては最大級


窯のある広場・資料館
INAXライブミュージアム>
「窯のある広場・資料館」
土管を焼いた大正時代の窯や
建物・煙突を保存し公開


世界のタイル博物館
<INAXライブミュージアム>
「世界のタイル博物館」
紀元前から近代までの
世界25カ国の装飾タイル約1000点を展示


トイレパーク
公衆トイレとそれを取り巻く環境を
公園という形にまとめて具体的に提案し
一般公開されたものです



2013年 11月23日(土) 常滑(愛知)

<ぶらり常滑>

常滑市は、名古屋市から南にのびる知多半島のなかほどの伊勢湾に面した位置にあります。
六古窯の一つとして、平安時代後期からやきものづくりが盛んになりました。
知多半島の豊富な粘土資源や燃料を背景に、発達したといわれています。

<INAX ライブミュージアム>

土は水を得て形となり、火を通してやきものになります。
I2006年、「窯のある広場・資料館」「世界のタイル博物館」「陶楽工房」の既存の文化施設に
「土・どろんこ館」「ものづくり工房」が加わり、やきものの街「常滑」にグランドオープンしました。
さらに2012年、「建築陶器のはじまり館」を新設し、
ものづくりの心を伝えるミュージアムとして躍動感あふれる活動を展開しています。


久しぶりにリフレッシュできました!



窯のある広場・資料館
石炭焚きによる両面焚倒焔式角窯

中世の頃から常滑では窯業が栄え、
初めは知多半島の丘陵地という
地の利を活かした穴窯が築かれ、
甕や壷、山茶碗、小皿などを生産していました。
その後16世紀になって大窯に変換し、
江戸時代末の天保5年には、
登り窯が常滑に築かれました。

世界のタイル博物館
1991年、タイル研究家・山本正之さんから常滑市へ、
約6000点のタイルの寄贈がな
されたことから始まりました。

〈INAX〉は、
常滑市からその管理・研究と一般公開の委託を受け、
1997年に現在の博物館を建設しました。

写真は、ラスター彩獣文星形タイル
(イスラームタイル)

世界最古のタイル
緑がかった青色の釉薬が掛かった
縦62mm、横38mmの長方形のタイルです。
この世界最古のタイルは、
今から約4650年前にサッカーラ(カイロの南西25km)
に建てられたエジプト古王国時代の
第3王朝期のネチェルケト・ジェセル王の
「階段ピラミッド」の地下にあったものです。

テラコッタパーク
花や幾何学模様、動物などの彫刻
が施された大きなやきもの装飾「テラコッタ」は、
近代の日本の建築を華麗に飾りました。
今は貴重な文化遺産となったテラコッタに、
青空の下、間近で出会えるのがテラコッタパークです。

写真(左)は、
「横浜松坂屋本館」のテラコッタ(H4.5m×W1.8m)

染付古便器
江戸時代後期、江戸の町では
藍染めの着物と瀬戸産(愛知県)などの
染付の食器が庶民に広く普及しました。
「青と白」の取り合わせは
粋でお洒落だという感覚が広がり、
人びとにとってあこがれの対象となり
涼しさとみずみずしさの象徴となりました。