出張先での雑記帖



イタリア
Repubblica Italiana


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2018年 4月 10日(火) Venizia (Italia)

初めてのヴェネツィアです!

(その1) 午後から会議のため、午前中にサン・マルコ広場を散策!


<ヴェネツィアとその潟(Venice and its Lagoon)>

現在のイタリア北東部にあるユネスコ世界遺産です。
1987年に文化遺産として登録されています。
ユネスコの文化遺産として認められるためには、
6つの基準が設けられていますが、
これを6つともすべて満たして登録されているのは、
中国にある莫高窟とこのヴェネツィアだけです。

ヴェネツィアは、100以上の島々から成る都市です。
それらが400の橋と150の運河で結ばれることで、
ほかに類を見ない「水の都」が形成されました。
いわば、街の存在そのものが文化遺産となっているわけです。
中世にはヴェネツィア共和国の首都として栄えた都市で、
「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などの別名をもちます。


  

  

  

<聖書を抱いた羽のあるライオン(有翼の獅子)>

聖人マルコのシンボルが羽の生えたライオンで、
マルコがベネチアの守護聖人であることから、
羽の生えたライオンがベネチアのシンボルとなっています。

ヴェネツィア市の紋章は、
ブルーを背に、翼を持つ金色に輝く獅子がしゃがみこみ、
前足と胸の間に銀色の本を広げて抱えています。
その本には、『私の聖マルコよ、平和はそなたとともにあり』
という内容のラテン語が記してあります。
ヴェネツィア盾の形の上には、「コルノ」と呼ばれる総督の帽子があしらわれています。




   

「有翼の獅子」は主に四つのパターンがあり、写真上のレリーフは、
「獅子が立って前足で本を開いている」タイプのものです。
本を開いているのは、平和であることを示し、広げられたページにはラテン語で、
「PAX TIBI MARCE EVANGELISTA MEUS」とあり、
聖マルコがうけた予言でその領土の平和が保証されるという内容が表されています。。



サン・マルコ広場(Piazza San Marco)
より広く見えるように
計算され尽くした形状は、
かのナポレオン・ボナパルトをして
「世界で最も美しい広場」
だと言わしめたことでも有名


サン・マルコ寺院(Basilica San Marco)
9世紀にエジプトから運ばれた聖マルコ
の遺体を安置するために建立。
建物は、ビザンティン様式になってますが、
ゴシック、ルネッサンス、ロマネスクなど
様々な建築様式が合わさっています


大鐘楼 (Campanile di San Marco)
サン・マルコ広場内にある大鐘楼
赤レンガと大理石で作られた
高さ98mもある大鐘楼は16世紀に建立
白い部分が見晴台になっていて、
ここからの眺めは絶景!


ムーア人の時計塔 (Torre del'Orologio)
典型的な中世の天文時計。
青く美しい文字盤はラピスラズリ


太陽を模った金の24時間針
周囲の浮き彫りの黄道

ドゥカーレ宮殿(Plazzo Ducale)
8世紀に創建され、
ヴェネツィア共和国時代に総督と政庁、
裁判所を兼ねた建物
14〜16世紀にかけて改修され
、ヴェネツィアゴシックの代表的な建築物


カナル・グランデ大運河(Canal Grande)
ヴェネツィアの本島を逆S字に走る、
最も大きな運河
S字を描いてヴェネツィアの街を
二分している巨大な運河


リアルト橋(Ponte di Rialto)
カナル・グランデに架かる、
美しいアーチ型の白大理石の橋
「白い巨象」とも呼ばれ、
ヴェネツィアで最古の橋


ため息橋(Ponte dei Sospiri)
ため息橋が架けられたのは16世紀
この橋は、白い大理石で作られた石橋です
ドゥカーレ宮殿の尋問室と
牢獄をつないでいるこの橋は、かつては、
囚人がこの世に別れを惜しみながら歩いた橋。
全体が覆われ、格子付きの窓が付いています



2018年 4月 11日(水) Venizia (Italia)

初めてのヴェネツィアです!

(その2) 終日会議のため、朝、ホテルの周辺を散歩!


<Ruzzini Palace Hotel>

サン・マルコ 広場から歩いてすぐの、
18世紀ヴェネツィアの魅惑的な雰囲気に立つ4つ星ホテル
(IEC/TC59/PT63086 Venizia meeting の会場)

6世紀末から17世紀初頭にかけて建設された
ロレダン・ルッツィーニ・プリウリ宮(本来の正式名)は、
ルネサンスからバロックに移行する様式の変化が見事に反映された建物です。
(ヴェネツィアの建築文化財として文化財保護局の保護下に置かれているそうです)

パラディーゾ小運河に面したファサードは16世紀の様式で、
広場向きのファサードにはバロックの予兆が見られます。
最近の修復によってポルテーゴ (建物の端から端までを占める広間)、
梁天井、モザイク張りの床などの特色ある装飾やオリジナル構造が甦りました。
(ルネサンス様式の調度品とムラーノグラスのシャンデリア)

  


<IEC/TC59/PT63086>
Method for measuring performance of household and similar electric air cleaners


  

サンタ・マリア・フォルモーザ広場に面したピアノ・ノービレでの会議は最高でした!。


Ruzzini Palace Hotel
サンタ・マリア・フォルモーザ広場と
パラディーゾ小運河に面した
高い歴史的・建築学的価値を誇る建物


パラディーゾ小運河
バルコニーからの
パラディーゾ小運河の眺望


サンタ・マリア・フォルモーザ広場
ベネチアのカステッロ地区にある
サンタ・マリア・フォルモーザ広場は、
ベネチアにある広場の中でも
最大かつ最古の広場


サンタ・マリア・フォルモーザ教会

教会は本島内でも最も古い
といわれるものの一つ
運河に面した鐘楼の扉の上の
ゆがんだ顔「変顔」が、知名度No.1?


サンティッシマ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会
13世紀から15世紀にかけて建てられた
ゴシック建築を元にした煉瓦造りの巨大な聖堂
広場の前には、ルネッサンス時代に作られた
ヴェロッキオの「コッレオーニ騎馬像」


16世紀のステンドグラス

スクオーラ・グランデ・ディ・サンマルコ
Basilica dei Santissima Giovanni e Paolo
に隣接したかつてのコミュニティセンターの様な
機能を持った建物
現在は市民病院として利用されている



2018年 4月 12日(水) Venizia (Italia)

初めてのヴェネツィアです!

(その3) 会議終了後、ヴェネチア最後の夜を満喫!

ナポレオンが 『世界一美しい広場』 と言ったサン・マルコ広場、
ゆったり進むゴンドラ、ひときわ盛り上がりを見せる仮面カーニバル
普段とは全く違う非日常を味わえる水の都・ベネチア。


ヴェネチアングラス

イタリアではヴェネチアングラスのことを「ムラーノグラス」と呼びます。
本物のベネチアングラスは、
ムラーノ島の職人によって生み出された手作りのもの。
その違いは、素材、細やかな技術、
気品のあるシルエットなど見る人が見れば明らかです。
映画「旅情」にて一躍有名となった「赤いゴブレット」。
その深い赤色に世界中の人が魅せられ、ムラーノにお買い求めの方が殺到したという
エピソードが今も語り継がれています。

<ヴェネチアンマスク>

「ヴェネツィア・カーニバル」は、1162年頃から続く伝統的なお祭りで、
アクイレイアとの抗争に勝利したヴェネツィアの人々が勝利を祝い、
広場等で踊り始めたのがカーニバルの始まりといわれています。
今ではカーニバルでとても愛用されている「ヴェネチアンマスク」ですが、
実はカーニバル初期から仮面が使われていたわけではなく、
仮面が使われるようになったのは15‐16世紀頃だったといわれています。
狭いところに多くの人々が暮らすヴェネツィアでは、
古くから素性を隠すために顔を隠す仮面が使われてきました。
まだ階級や身分の違いが色濃く出ていた当時、
平民も貴族も祝祭であるカーニバルの時だけは、
身分関係なく平等に楽しむことができるようにと、
自分や相手の素性を隠す仮面がつけられるようになったのです。
このカーニバルで使われていた仮面が、
後に「ヴェネチアンマスク」と呼ばれるようになりました。

  

  

   

夜のサン・マルコ広場を散策&イタリアンを堪能!


ゴンドラ
水の都ベネチア名物といえば、
やはり優雅に水上を漂うゴンドラ
歴史は古く約1000年以上の歴史が
あるとされています


水上バス
ヴェネツィア独特の公共交通機関である
水上バス(ヴァポレット)
バス・乗用車の乗り入れの禁止されている
ベネチアでの移動手段です


カナル・グランデ大運河

ヴェネツィアの本島を逆S字に走る、
全長3800メートルにもおよぶ
最も大きな運河
美しいパレスやヴィラが立ち並びます


サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
美しいバロック様式と巨大なクーポラが特徴
この教会の名前は
「救済の聖母マリア聖堂」という意味で、
ペストの疫病が流行った時に、
ペストの災厄から逃れようと、建てられた教会


リアルト橋
カナル・グランデに架かる、
美しいアーチ型の白大理石の橋。
「白い巨象」とも呼ばれ、
ヴェネツィアで最古の橋


カフェ・フローリアン
1720年創業創業の
ヴェネツィアに現存する最も古い喫茶店
映画「旅情」の舞台に
なったことでも知られる


ハリーズ・バー
ベリーニ発祥の名門バー
ヘミングウェイなど
多くの著名人に愛されたバー
ヴェネチア名物の白桃のカクテル
「ベリーニ」は、ここで生まれた



2018年 4月 13日(金) Venizia (Italia)

初めてのヴェネツィアです!

(その4) 午後から帰国のため、最後にサン・マルコ広場を散策!


<ドゥカーレ宮殿>

サン・マルコ広場にあるドゥカーレ宮殿は、共和国の総督邸兼政庁として、
8世紀に創建され、その後火災などにより15世紀に現在の形に改修。
外観の特徴は、連続するゴシック風のアーチと、
イスラム建築から影響を受けた細々たる装飾です。
現在は、ヴェネツィア市民美術館財団が運営する美術館のうちのひとつとして公開され、
ヴェネツィア派の画家たちの大作と天井画を見ることができます。
ルネッサンス期のヴェネツィア派を代表する画家ティントレットが描いた
「天国(Paradiso)」は、7×22メートルその作品は世界最大の油絵

  


<コッレール博物館>

サン・マルコ寺院の向かいにあるコの字型の建物の2、3階にあります。
このゴシック様式の建物は、
昔ヴェネツィア共和国の行政長官の執務室として使われていました。
現在は、ヴェネツィア貴族のテオドール・コッレールのコレクションを中心にした
市立博物館になっています。
古地図や中世の硬貨、ガレー船の模型、羅針盤など、ヴェネツィアの歴史や
暮らしを垣間見ることができる展示品もあります。


  

ドゥカーレ宮殿の入場券は、コッレール博物館と共通券(20ユーロ)になっておりお得です!


サン・マルコ広場(大鐘楼)
サン・マルコ広場内にある大鐘楼
赤レンガと大理石で作られた
高さ98mもある大鐘楼は16世紀に建立
白い部分が見晴台になっていて、
ここからの眺めは絶景!


サン・マルコ寺院
9世紀にエジプトから運ばれた聖マルコ
の遺体を安置するために建立。
建物は、ビザンティン様式になってますが、
ゴシック、ルネッサンス、ロマネスクなど
様々な建築様式が合わさっています



ドゥカーレ宮殿
8世紀に創建され、
ヴェネツィア共和国時代に総督と政庁、
裁判所を兼ねた建物
14〜16世紀にかけて改修され
、ヴェネツィアゴシックの代表的な建築物


ムーア人の時計塔
典型的な中世の天文時計。
青く美しい文字盤はラピスラズリ

太陽を模った金の24時間針
周囲の浮き彫りの黄道



コッレール博物館
サン・マルコ寺院の正面にある
ナポレオン翼の2階と3階
ヴェネツィア共和国の行政長官の元執務室


サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
美しいバロック様式と巨大なクーポラが特徴
この教会の名前は
「救済の聖母マリア聖堂」という意味で、
ペストの疫病が流行った時に、
ペストの災厄から逃れようと、建てられた教会



サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
「水辺の貴婦人」
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島に立つ教会。
1566年にパッラーディオのもと
新たな教会の建設が始まり、1610年に完成