(その4) ポール・セザンヌの足跡を訪ねて
セザンヌは、1839年にエクス・アン・プロヴァンスに生まれ
21歳の時に画家を志してパリにでて、アカデミーで学び、
展覧会に出品するも落選続きでパリでは評価を得ることができなかったという。
40歳の時に故郷のエクスに戻り、
隠遁生活のなかで独自の芸術を探求し1895年(56歳)
パリでの個展で初めて評価を得て花を開いたという晩成の画家である。
ポール・セザンヌの出身地でもあり、生涯こよなく愛したエクス・アン・プロヴァンス
セザンヌは多くの画家達に直接、間接の影響を及ぼしている事はよく知られている。
パブロ・ピカソは「セザンヌは我々すべての父である」と評したという。
まさに「近代絵画の父」といわれる所以である。
巨匠達の南仏詣では、南仏の豊かな自然と燦々と降り注ぐ陽光の魅力と相俟って
ポール・セザンヌの存在も大きな要素だったと考えられる。

※のんびりと散策することができました!
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ポール・セザンヌの銅像 |
ミラボー通りの出発点にある
ロータリーに面する広場に立つ
ポール・セザンヌの像
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セザンヌのアトリエ |
1902年に彼自身が設計したアトリエ
サントヴィクトワール山を遠望できる場所で、
銀行家として成功した父親が購入した
広大な別荘地の庭園の中に建つ
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セザンヌのアトリエ |
アトリエ内には、
晩年の静物画の中に登場する
小物類もそのまま残されています。
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セザンヌの門 |
アトリエのある一帯は
レ・ローヴの丘と呼ばれているが、
途中にある「セザンヌの門」越しに
サント・ビクトワール山を見ることが出来る。
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マルグリットの小路 |
レ・ローヴの丘の頂に通じる
「マルグリットの小路」
登りつめると振り返った正面に
サント・ビクトワール山が目に飛び込んでくる
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レ・ローヴの丘 |
セザンヌはこの場所で、
サン・ヴィクトワール山の絵を
30年で60作以上も描いたそうです
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